ドコモバで NFS しようよ

結局頼れるものは己の力のみ。 自力でコンパイルするに限るが、そんな余裕はない。 そんな時には…
  1. NFS 前夜祭
  2. NFS 誕生

NFS 環境の構築その1

cross compile なんていう複雑怪奇なものに手を出したからいけないので、 おとなしく自分の頭でコンパイルすることにしました。 で、早速 LAN カードを買ってきて(Corega EtherII PCC-T 2400円) ケーブルでさくっとつなぎ、とりあえず ping を打ってみます。 だめ。 /etc/hosts を確認したり ifconfig を確認したり、さらには /stand/sysinstall まで使ってネットワークの設定をしてもダメ。 もう完全にお手あげ状態のところ、わらをも捕むような気持ちで 「パーソナルUNIXスターターキット FreeBSD」を読んでいると パソコンどおしを接続するにはストレートじゃなくクロスケーブルを使う と書いてあるじゃないですか。 と言われてもうちにあるやつがクロスなのかストレートなのかはよお分かりまへん。 というわけで一縷の望みをそれに託して寝ました(笑)

NFS 環境の構築その2

そして次の日授業をさぼってクロスケーブルを買いに下北へ。 そこでクロスケーブルは買わずにハブを買って帰ってきてしまいました。 ハブ等を介せばストレートどおしでも大丈夫ですし、さらに一台増えても安心です (そんな金はないが)。 ちなみにハブは、これまた corega の4ポートハブ。 非常にちっこくていい感じです。 これを使うのに電源が必要なのがたまに傷ですが…

さて、肝心の ping ですが、あっさり通りました。 昨日の苦労は一体… 次は NFS鯖の設定。 これは /stand/sysinstall を使えばすぐできます(FreeBSD 3.4-relesase)。 クライアント側(NetBSD/hpcmips 1.4U)も /etc/rc.conf をちゃんと設定すればあっさり動くようになります。 初心者コースここ なんかを参考にしました。 で、鯖側で /etc/exports を

/usr/home/hpcmips -maproot=0 moba.uny.com
とかして、鯖の /usr/home/hpcmips 以下を moba.uny.com に mount できるように設定します。 maproot=0 っちゅうのは、クライアントが root で鯖にアクセスしてきた時、 uid 0 つまり root 権限を持って行動できるようにするという意味です。 セキュリティ上クライアントに root 権限を持たせるのは問題ありますが、 どうせ外界につながってないし、package を作る際、つまりインストールする際に chown ができないってエラーがでるので、こうしてしまいました。 ちなみに chown ができないところで半日ははまりました。 最終的に効いたのは、クライアントを moba じゃなく moba.uny.com としたことか、 それともマウントポイントのパーミッションを777にしたことかは分かりません (ていうか、たしかめるために下手にいぢって、またできなくなるとヤなので)。 これで普通の package は一応コンパイルできるようになります。 万歳、万歳。

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お帰りになる

Last-Modified: Fri, 29 Mar 02:42:04 2002 JST.
Yohei Terada (youhe@cherrylain.que.ne.jp)